2014年12月31日水曜日

8歳の少女が教えてくれる「克己」と「百折不屈」

年末の12月28日にITF日本協会 第13回東京都大会が実施されました。

兵庫道場からは小学生2名、中学生1名、成人2名で遠征しました。

時期的にチャレンジなタイミングでしたが、

普段の練習のコアなメンバーが大会で

それぞれの力を出し切って、

手応えを得て、

新たな課題を得て帰ってきました。



2年生で7級の大空テオドールは

8歳にしてテコンドー歴4年になろうとしていますが、

最初は道衣は「パジャマにしか見えん」

練習中も「ママがいい〜」と、

甘えていたのですが、

審査の度に、試合の度に成長し、

再び敢闘賞まで頂きました。



でも、その陰で闘った七海アンジェリーナに、

私はよく「克己」と「百折不屈」を学ばされます。



8歳にして130cm超、32kgの彼女の双子の兄は、

小学生に重量制が適用されれば間違いなくハイパー級でしょう。

その兄と、ずっと練習して来た七海は

3年前にはリングの中で殴り倒され、

試合中も悔しさでヒステリックに泣き叫びながら闘う、

なんてことがしょっちゅうでした。



更に大空は「型が好き!」と、言うだけあって、

覚えるのも早いし、小学生にしては力も切れもある動きができます。

対する彼女は覚えるのが苦手、

足下がふらふらしたり、腕のクロスがいつまでも覚えられず自信なさげで、

去年まではあっけなく1回戦敗退していました。



それが、今年、男女混合の試合で決勝まで進み、

6級(緑帯)の相手から旗1本もぎ取るほどの健闘ぶりを見せ、

見事銀メダル!


組手も今年は男女混合だったのに、

最後は双子の兄と決勝を闘い、

銀メダルを獲りました!




試合のちょうど2週間ほど前の昇級審査の日、

自宅での自主練習で型が思うようにできず、

彼女はヒステリーを起こし、

泣きじゃくり、

「私なんて!私なんて!私なんてどうせ受けても受からない!!!」

と、挫折していました。

「できないと思う自分に負ける奴にできなくて当然や!

あんたは受けんでよろしい!」

と、私に怒鳴られ、

あわや審査に連れて行ってもらえないところだったのです。



そこを双子の兄が、泣きながら「七海と受けたい〜」

と、彼女を連れ出し、

ようやく私が車に二人を乗せた次第ですが、

審査本番ではすっかり落ち着きを取り戻し、

名称や座学の部分では頓挫しましたが、

型と約束組手と基本蹴りは中々堂々としていて、していて、

結果はどうであれ、その部分は見応えのある審査でした。



今回の試合でも、

彼女と兄は別々に午前中に宿で私の前で練習をし、

ワンポイントアドバイスを受けたのですが、

試合当日の付け焼き刃がどこまで効くか。。。

眉唾ものですが、

それでも意外と二人とも落ち着いていたのに感心しました。



そして試合。



2年前にはテンパって審判の声など聞く余裕が無かった娘が、

堂々としていました。

1回戦を勝ち上がったときの彼女の笑顔は、

勝てない辛さ、

できない悔しさを乗り越えた人特有の、

含蓄のある、晴れやかな笑顔でした。



結局は決勝戦で旗1本の差で頂点には立てませんでしたが、

その後も外野で遊び回ったり、

昼食を摂ろうと誘う兄や私を振り払い、

彼女は上級生や上級者の型に見入っていました。



また、ホテルに戻ってからも、

まだ習っていないのにカッコいいと思った型(忠武)の真似事など、

今まで自称「型好き」の彼女の兄がしていたようなことを

彼女が始めていました。

その後、帰宅してからもふとした折に

部屋の隅の方で型をやっている彼女を見かけます。



「私はテコンドーが強くなりたいの!」

ことあるごとにそう言う彼女は

そのうち本当に、とてつもなく強くなるかもしれません。



彼女を見ていると、

人は上手だから何かを好きになるのではなく、

好きだから何かを上手になるのだと、

改めて思うと同時に、

その「好き」が原動力となって、

彼女の克己の精神と、

百折不屈の精神が、

たった一人で立つリングの中の彼女を輝かせているのだと納得します。



2014年12月28日日曜日

試合で学ぶテコンドー精神

テコンドー精神とは、

私たち修練者の道標でもあり、

目標地でもあり、

「ナビ」でもあります。



礼儀

廉恥

忍耐

克己

百折不屈。



そして、試合に出ると、

テコンドー精神を濃縮して実感します。



これが無ければ、

空手の大山伝達先生が仰った

「勝って奢らず、

負けて腐らず」

を生き、

勝ったなら勝ったなりの、

負けたなら負けたなりの収穫を得ることが出来ません。



もう一つ私が好きな言葉に

「締め切りは素晴らしい。

締め切りがあるから仕事は進む」

というのがありますが、

試合と審査はどちらも大きな「締め切りは」であり、

節目になります。



竹が節を増やして成長するように、

場数を踏んだ修練者のにしか身につかないものがあります。



今回試合に出て、

「まだ選手で出るんですね。凄いですね」

と、朝一番で言われました。


確かに来年は還暦前最後の年女として干支を迎える私が、

選手として出られる期間は限られているのかもしれません。



でも、国内の女子の競技人口は少ないので、

私が出ることで一回でも多くの試合ができる女子選手がいるのであれば、

私は「老体に鞭打って」頑張ろうと思います。



そんな私の試合はまさに自分との闘いであり、

まだまだ百折不屈で挑まなければならない課題でもあります。



続けて同じ大会に出ていると、

他の選手たちの成長ぶりや

活躍ぶりに刺激されます。

今回も特別賞や入賞をしなくても、

去年とは別人のように成長して、

刺激してくれた選手がいらっしゃいました。


今回の遠征は少数精鋭で臨んだ兵庫道場は

少年部 小学校1、2年生の部

型 銀メダルと銅メダル、

組手 金メダルと銀メダル、

女子も組手で金メダルと銅メダルをいただきました。



また、少年部の敢闘賞もいただきました。




兵庫県でも十分に東京や長野県の選手たちに通用する選手が育ちます。



来年はウズベキスタンでアジア大会、

再来年はイギリスで世界大会があります。

これらかも道場一丸となって

小さな目標や大きな目標に向けて邁進します!




2014年12月21日日曜日

真の黒帯になるのは1万人に一人

世界中で武道の道場の門をくぐり、入会する人が10,000人いれば、

半年以内には約半数が辞めてしまう。

残った5,000人の内、

1年後に辞めてしまう人が1,000人。

2年間、修練を続ける人は500人ですが、

満3年続ける人は100人しかいません。

平均すると、黒帯1段を取る人は10人しかいません。

そこから今度は2段に進む人はわずか1、2名です。

そして、さらには武道を生きる指針とし、

学びながら生徒に自分が学んだことを伝授しようとする人は

最初の10,000人の内の一人だけです。

この人は真の黒帯です。




ITFテコンドー兵庫道場の朴鐘司師範(6段)は、

そういう「真の黒帯」のお一人です。

テコンドー歴25年、

指導歴20年。

当初はご自身が「ここまで続けるとは思っていなかった」そうです。



それでも昨年、6段に昇段さてからは、

「いっそ24型全ての型を覚えたい」

と、以前にも増して強く思われるようになったそうです。



朴師範が毎週水曜日と土曜日の19:00から21:00にご指導される

兵庫県三田市の心道会館で活動中のITFテコンドー兵庫道場は

少数精鋭のコアなメンバーを中心に、

随時見学・入会受付中です。



少年部(4歳から)、

女子部(年齢不問)、

青年部、

成年部が一堂に会して修練中です。