「テコンドーはみんなのものです」
"Taekwon-Do is for everyone"
~ founder of Taekwon-Do, General Choi Hong Hi
とは、テコンドーの創始者、チェ・ホンヒ前総裁のお言葉です。
「40代から始めても遅い?」
「今まで運動したことない人には無理?」
そんなことはないです。
目標が何かによって、
難易度が変わるだけで、
40代で始めても
絶対に黒帯にはなれますし、
望めば試合にだって
(それも国際試合!)
出られます。
私は36歳で始めて、3年で黒帯を取りました
師範にもよく言われますが、
私はそれまで全く武道の経験0から、
36歳で始めました。
最初は拳の正しい握り方一つ知らず、
腕立て伏せは10回もできず、
体が柔らかいだけで、
それを活かす筋力もなく、
「踊っているのか、武道をやろうとしているのかわからない」ような
ふわふわ、チャラチャラした動作しかできませんでした。
でも、今では
双子を39歳で産んでから
前後で6年間のブランクを経てもなお、
50歳で黒帯3段になりました。
朋輩と相打ちもまた楽しい
殴り合って、蹴り合って絆が深まるのは武道ならではですね
テコンドーでは10級(白帯)から始まって、
9級(白帯に黄色の線)、
8級(黄色帯)、
7級(黄色帯に緑の線)、
6級(緑帯)、
5級(緑帯に青の線)、
4級(青帯)、
3級(青帯に赤い線)、
2級(赤帯)、
1級(赤帯に黒の線)、
と続いて、
その後、1段に昇段します。
今、三田道場と芦屋道場では
年に2回、
春と秋に昇級審査を実施していますので
審査までにそれぞれの級の課題を修めれば
受審資格を指導員に認められて
審査を受けることができます。
黒帯になるのは10,000人に一人???
世界的に見ると、
毎年、新たに武道を始める人は10,000人いるそうです。
で、1年も続けずに辞める人が5,000人。
3年続ける人が2,500人。
そして、黒帯までに進む人はその中でたった一人とか!!!
いや〜、確率が低すぎてびっくりしましたが、
これには子供や、
若者も入っていますよね。
私たちの道場でも、
小学生の間は続いても、
中学・高校と、
部活を始めると辞める人が結構います。
でも、実は、
30代以上で武道を始めると、
辞める率は低いです。
理由は、
1)過去の三日坊主体験から学んでいるから
2)「これだけは続けよう」という思いが強いから
3)そもそも始める時にいくつもの「できないかも?「無理かも?」というハードルを超えているから!
なので、30代、40代、50代以上で始めようと思っている人は、
10,000分の1どころか、
私の経験則からいくと、1/3ぐらいに分がいいです。
ではいよいよ、
40から武道を始めて黒帯になる方法
の本題です!
まずはすごく基本的なことですが、
黒帯になるぞ!と決めます。
↑ ↑ ↑
これがあるのとないのとでは、
全然違います!!!
「走るぞ!」と決めるのと、
「マラソンを完走するぞ!」と決めるのでは、
どっちが、42.193km走れるようになりそうですか?
「走っていれば、いずれマラソンも夢じゃない」
と、思っていて、
本当に「棚ぼた」でマラソン完走は付いてくると思いますか?
っていうか、
そもそも、
「走るぞ!」だけだったら、
1回走ったら目標達成ですよね。
次に走るモチベーションは
どこから来るんでしょうか?
武道でも、
まずは「黒帯になるぞ!」と
自分で自分に宣言してください。
最初は、
「そんな恐れ多い!」とか、
「あまりにもはるか先にありすぎて、
想像もできない」かもしれません。
私自身もそうでしたから。
私は黄色帯になった時点で、
「テコンドー、好き!
続けられたらいい。
いつか自分が黒帯になる日が来るなんて、
想像もできない!」
と、思っていました。
でも、一つずつ昇級して、
少しずつ黒帯が近づいてきた時に
「絶対に黒帯になる!」
という目標を持てました。
そこからです、
来る日も、来る日もテコンドーをしたのは。
「7つの習慣」という本にこんなことが書いてあります:
「成功者たちの共通点は、
成功していない人たちの嫌がることを
実行にうつす習慣を身につけているということである。
彼らにしてみても、
必ずしも好きでそれを行っているわけではないが、
自らの嫌だという感情を
その目的意識の強さに服従させているのだ。」
そう言えば、あのシュワちゃんも、
「理想のボディを明確にイメージできると、
毎日、筋トレするのが楽しみになる!
自分が毎日、確実に目標に向かって前進できることが
この上ない喜びになる!」
と、語っています。
「型は嫌い!」という人が、
結構多いことに驚きます。
私は下手ですが、好きです。
だから、時間があれば型をやっています。
頭の中でのイメージトレーニングだけの時もありますが、
やっています。
他人が嫌がればなおさら、
「これをやると強くなれる!」と、
思ったものです。
次にやるべきことは、
黒帯になるために必要なことは何かを、
指導者に訊く。
テコンドーは創始者が決めた
昇級・昇段基準が明確な上に、
それぞれの道場でも
全ての道場生がクリアするべき昇級・昇段要項があります。
それを知らずに修練を続けることは
地図を持たずに地理感のない土地で
ゴールを目指すようなものです。
いずれはたどり着くかもしれませんが、
それは決して懸命な方法でも
効率の良い方法でもありません。
昇級・昇段するために必要な課題は何なのかを
意識しながら修練することで、
毎回の修練の内容が変わってきます。
「ただ、フィットネスのためにやっている」
というのであれば、
「今日は良い汗がかけた!」
というだけで満足かもしれませんが、
きちんと、昇段したいなら、
課題を把握しましょう。
40で武道を始めたら、
10年、20年かけて黒帯を取っていたら、
時間がもったいないです。
武道は黒帯になってからが楽しいのです!
それを、そんなに先送りにすると
「ああ、もっと早く昇段しておけばよかった!」
という後悔に繋がります。
ただ、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」とはよく言ったもので、
焦って、早すぎる昇段も不幸です。
「今さら訊けない!」
というようなしわ寄せが必ず来ますし、
何よりも朋輩の目は厳しいです。
「バビルの塔」のような、
辛い未来が待っています。
そして最後ですが、
他人と自分を比べず、
自分に最適なペースで課題をクリアしていく
です!
他人と自分を比べるのはナンセンスです。
武道で秀でるには
心技体の三拍子がそろう必要がありますが、
それぞれの分野での課題は
人それぞれです。
指導しているとよく、
「この二人、足して2で割ったらちょうど良いのに!!!」
と、言われたり、
思うことがあります。
そういうものなんです。
Aさんに欠けているところが
Bさんの長所であり、
その逆もまた真なりなんです。
「柔軟性」だけならAさんがBさんをはるかに上回っているかもしれませんが、
パワーはBさんがダントツかもしれません。
審査を受けるのは自分です。
自分がどれだけ課題を修めたかを計られるのです。
Aさんと比べてどうとか。。。
そういう「相対評価」ではなく、
審査は「絶対評価」です。
なので、「今回の審査は10人中5人しか合格しません」
というようなものではありません。
10人中10人が合格することもあれば、
誰も合格しないことも有り得ます。
そんな評価方法が適用されるものは
40代以上の人にはなかなか有りません。
最後にそんな試験を受けたのは
運転免許を取得した人なら、
運転免許を取った時ぐらいではないでしょうか。
なので、40で武道を始めて、
黒帯になりたいのであれば、
他人を気にせず、
自分と真摯に向き合い、
課題を修めるための指導を請い、
「できない自分」に克つようにしてください。
私は腕立て伏せ大嫌い人間ですが、
「今日、サボったら明日はできなくなっているかもしれない!!!」
という恐怖感もあり、
毎日やっています。
「昨日の自分よりも
今日の自分が上手になってやる!」
という思いで
修練しています。
そのおかげで、
たまに
「まだまだ進化してますね〜」と、
師範に褒めていただけることがあります。
50歳になっても。






















