2017年5月22日月曜日

40から武道を始めて黒帯になる方法


「テコンドーはみんなのものです」
"Taekwon-Do is for everyone"
~ founder of Taekwon-Do, General Choi Hong Hi

とは、テコンドーの創始者、チェ・ホンヒ前総裁のお言葉です。

「40代から始めても遅い?」

「今まで運動したことない人には無理?」

そんなことはないです。


目標が何かによって、

難易度が変わるだけで、

40代で始めても

絶対に黒帯にはなれますし、

望めば試合にだって

(それも国際試合!)

出られます。


私は36歳で始めて、3年で黒帯を取りました

師範にもよく言われますが、

私はそれまで全く武道の経験0から、

36歳で始めました。


最初は拳の正しい握り方一つ知らず、

腕立て伏せは10回もできず、

体が柔らかいだけで、

それを活かす筋力もなく、

「踊っているのか、武道をやろうとしているのかわからない」ような

ふわふわ、チャラチャラした動作しかできませんでした。


でも、今では

双子を39歳で産んでから

前後で6年間のブランクを経てもなお、

50歳で黒帯3段になりました。


朋輩と相打ちもまた楽しい
殴り合って、蹴り合って絆が深まるのは武道ならではですね

テコンドーでは10級(白帯)から始まって、
9級(白帯に黄色の線)、
8級(黄色帯)、
7級(黄色帯に緑の線)、
6級(緑帯)、
5級(緑帯に青の線)、
4級(青帯)、
3級(青帯に赤い線)、
2級(赤帯)、
1級(赤帯に黒の線)、
と続いて、
その後、1段に昇段します。

今、三田道場と芦屋道場では

年に2回、

春と秋に昇級審査を実施していますので

審査までにそれぞれの級の課題を修めれば

受審資格を指導員に認められて

審査を受けることができます。


黒帯になるのは10,000人に一人???

世界的に見ると、

毎年、新たに武道を始める人は10,000人いるそうです。

で、1年も続けずに辞める人が5,000人。

3年続ける人が2,500人。

そして、黒帯までに進む人はその中でたった一人とか!!!


いや〜、確率が低すぎてびっくりしましたが、

これには子供や、

若者も入っていますよね。


私たちの道場でも、

小学生の間は続いても、

中学・高校と、

部活を始めると辞める人が結構います。


でも、実は、

30代以上で武道を始めると、

辞める率は低いです。


理由は、

1)過去の三日坊主体験から学んでいるから

2)「これだけは続けよう」という思いが強いから

3)そもそも始める時にいくつもの「できないかも?「無理かも?」というハードルを超えているから!


なので、30代、40代、50代以上で始めようと思っている人は、

10,000分の1どころか、

私の経験則からいくと、1/3ぐらいに分がいいです。


ではいよいよ、


40から武道を始めて黒帯になる方法

の本題です!

まずはすごく基本的なことですが、

黒帯になるぞ!と決めます。

 ↑  ↑  ↑

これがあるのとないのとでは、

全然違います!!!


「走るぞ!」と決めるのと、

「マラソンを完走するぞ!」と決めるのでは、

どっちが、42.193km走れるようになりそうですか?


「走っていれば、いずれマラソンも夢じゃない」

と、思っていて、

本当に「棚ぼた」でマラソン完走は付いてくると思いますか?


っていうか、

そもそも、

「走るぞ!」だけだったら、

1回走ったら目標達成ですよね。

次に走るモチベーションは

どこから来るんでしょうか?


武道でも、

まずは「黒帯になるぞ!」と

自分で自分に宣言してください。


最初は、

「そんな恐れ多い!」とか、

「あまりにもはるか先にありすぎて、

想像もできない」かもしれません。

私自身もそうでしたから。


私は黄色帯になった時点で、

「テコンドー、好き!

続けられたらいい。

いつか自分が黒帯になる日が来るなんて、

想像もできない!」

と、思っていました。


でも、一つずつ昇級して、

少しずつ黒帯が近づいてきた時に

「絶対に黒帯になる!」

という目標を持てました。


そこからです、

来る日も、来る日もテコンドーをしたのは。



「7つの習慣」という本にこんなことが書いてあります:

「成功者たちの共通点は、

成功していない人たちの嫌がることを

実行にうつす習慣を身につけているということである。

彼らにしてみても、

必ずしも好きでそれを行っているわけではないが、

自らの嫌だという感情を

その目的意識の強さに服従させているのだ。」


そう言えば、あのシュワちゃんも、

「理想のボディを明確にイメージできると、

毎日、筋トレするのが楽しみになる!

自分が毎日、確実に目標に向かって前進できることが

この上ない喜びになる!」

と、語っています。


「型は嫌い!」という人が、

結構多いことに驚きます。

私は下手ですが、好きです。

だから、時間があれば型をやっています。

頭の中でのイメージトレーニングだけの時もありますが、

やっています。


他人が嫌がればなおさら、

「これをやると強くなれる!」と、

思ったものです。


次にやるべきことは、

黒帯になるために必要なことは何かを、

指導者に訊く



テコンドーは創始者が決めた

昇級・昇段基準が明確な上に、

それぞれの道場でも

全ての道場生がクリアするべき昇級・昇段要項があります。



それを知らずに修練を続けることは

地図を持たずに地理感のない土地で

ゴールを目指すようなものです。


いずれはたどり着くかもしれませんが、

それは決して懸命な方法でも

効率の良い方法でもありません。


昇級・昇段するために必要な課題は何なのかを

意識しながら修練することで、

毎回の修練の内容が変わってきます。



「ただ、フィットネスのためにやっている」

というのであれば、

「今日は良い汗がかけた!」

というだけで満足かもしれませんが、

きちんと、昇段したいなら、

課題を把握しましょう。


40で武道を始めたら、

10年、20年かけて黒帯を取っていたら、

時間がもったいないです。


武道は黒帯になってからが楽しいのです!

それを、そんなに先送りにすると

「ああ、もっと早く昇段しておけばよかった!」

という後悔に繋がります。


ただ、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」とはよく言ったもので、

焦って、早すぎる昇段も不幸です。


「今さら訊けない!」

というようなしわ寄せが必ず来ますし、

何よりも朋輩の目は厳しいです。

「バビルの塔」のような、

辛い未来が待っています。


そして最後ですが、

他人と自分を比べず、

自分に最適なペースで課題をクリアしていく

です!


他人と自分を比べるのはナンセンスです。

武道で秀でるには

心技体の三拍子がそろう必要がありますが、

それぞれの分野での課題は

人それぞれです。



指導しているとよく、

「この二人、足して2で割ったらちょうど良いのに!!!」

と、言われたり、

思うことがあります。


そういうものなんです。

Aさんに欠けているところが

Bさんの長所であり、

その逆もまた真なりなんです。


「柔軟性」だけならAさんがBさんをはるかに上回っているかもしれませんが、

パワーはBさんがダントツかもしれません。


審査を受けるのは自分です。

自分がどれだけ課題を修めたかを計られるのです。


Aさんと比べてどうとか。。。

そういう「相対評価」ではなく、

審査は「絶対評価」です。


なので、「今回の審査は10人中5人しか合格しません」

というようなものではありません。

10人中10人が合格することもあれば、

誰も合格しないことも有り得ます。


そんな評価方法が適用されるものは

40代以上の人にはなかなか有りません。

最後にそんな試験を受けたのは

運転免許を取得した人なら、

運転免許を取った時ぐらいではないでしょうか。



なので、40で武道を始めて、

黒帯になりたいのであれば、

他人を気にせず、

自分と真摯に向き合い、

課題を修めるための指導を請い、

「できない自分」に克つようにしてください。



私は腕立て伏せ大嫌い人間ですが、

「今日、サボったら明日はできなくなっているかもしれない!!!」

という恐怖感もあり、

毎日やっています。


「昨日の自分よりも

今日の自分が上手になってやる!」

という思いで

修練しています。


そのおかげで、

たまに

「まだまだ進化してますね〜」と、

師範に褒めていただけることがあります。

50歳になっても。


2015年10月21日水曜日

今日は黒帯の大人4人と緑帯の少年部の練習でした


土曜日はキッズが多いですが、

水曜日は上級者向けの練習ができます。

そんな大人とずっと練習している少年部は、

やっぱり強くなります。




2015年8月25日火曜日

国際テコンドー連盟加入道場生の特典!





ITFテコンドー兵庫道場は、

ITF-JAPANに加盟しており、

ITF-JAPANはテコンドーの、今は亡き創始者のご令息に当たられる、

チェ・ジュンファ総裁率いる

the International Taekwon-Do Federation (国際テコンドー連盟)に加盟しています。



これはどういうことかと言いますと、

テコンドーを通じて、

世界中にいるテコンドー修練者と繋がっている!ということです。




そうして、国際テコンドー連盟が主催する世界大会を始め、

アジア大会といったトーナメントに出場できるチャンスがあるということと、

国際テコンドー連盟公認の各種セミナーに参加することで、

国際師範、国際審判の資格などを取得し、

日本のみならず、世界各地のITF加盟道場や、

公認イベントで活躍することができるということです。




今回、私はシンガポールで開催された、

第93回国際指導員セミナーという、

二日間のセミナーに参加しました。



この、「国際指導員セミナー」は、

国際テコンドー連盟の総裁と、

副総裁であるイギリスのトレヴァー・ニコルズ師聖(9段)しか講師を務めることが認められていないセミナーで、

4段に昇段した後に「国際師範」資格を申請したい人間は、

原則としてそれまでに1回は受講しておかなければならないセミナーだとされています。



私は2段で、国際師範など、夢のまた夢の話ですが、

2年前の総裁セミナーにも参加しないかと誘われていながら、

その時はチャンスを逃したので、

今回はぜひ、参加したいと思い、

機中泊1泊を含む3泊3日の強行軍で行って来ました!




テコンドー歴40年とおっしゃる副総裁は、

5人のお子さんと5人のお孫さんがいらっしゃるとは思えないほどエネルギッシュで、

終始、

「今でもミットを蹴っていいと言われるとわくわくします!」

と、笑顔でおっしゃり、

「テコンドーは苦行ではない。

楽しみながら己を磨くことをするための素晴らしいアートだ。」

とも繰り返しおっしゃっていました。


また、

「このセミナーでは誰かを批判したり、

あなた方の技術を審査したりするものではありません。

それぞれに体格も、性格も違うのだから、

基本を知って、自分のテコンドーを作ってもらうためのものです。」

というお言葉の通り、


褒めながら、より、上手になるためには「こうしてみてはどうか」

と、柔和な表現で一人一人に声をかけて回られました。



また、このセミナーは、ITFの中でも非常に人気のあるセミナーなので、

今回はシンガポールのみならず、

インド、香港、マレーシア、オーストラリア、ニュージーランド、

そして日本からの参加者が集い、

広いホールは黒帯で埋め尽くされていました!!!




私たち三田道場の朴鐘司師範も6段ですが、

会場には9段の副総裁の他、

オーストラリアと香港からも7段の師賢が

同じくシンガポールのスン師賢と並んで指導をしてくださり、

6段以下の有段者、有級者は全員学ぶ側でした。


三田道場では前列に並ぶ私ですが、

セミナーでは3列目でした。

目の前に黒帯の海!

背後にも黒帯の海!

蹴りや突きや型の練習をしましたが、

諸先輩の威風堂々とした型は圧巻でした。


国際大会では団体の型もありますが、

ずら〜っと並んだ黒帯が一斉に同じ型をやる様は、

本当に圧巻でした。


道衣の肩に線が入った4段以上の黒帯が20人以上も揃うことなんて、

日本国内では先ずありません。

やはり、他国の修練者と集うことで、

テコンドーが如何に広く行われており、



自分達の仲間が如何に多くいるかを初めて知ることができるのです。



会話をするには英語や通訳が必要な場合もありましたが、

テコンドーの修練になると、

お互いにミットを持ち合ったり、

一緒に型をやることで、

「テコンドー」が共通言語になり、

年齢や国籍、性別や宗教などを超えて、

修練者同士のコミュニケーションをとることができるのです。



3段〜6段のグループ、

1、2段のグループ、

色帯のグループと、

三つのグループに分かれてやりました。



3段〜6段のグループが型をやると、

7段の師賢がからアドバイスがあり、

1、2段のグループには先輩である3段〜6段のグループからアドバイスがあり、

私たち1、2段のグループは色帯の方にコメントをしました。



その時のコメントや注意事項などは、

やはりどこの国のどこの道場でやっているかなどは関係なく、

全ての参加者が「改めて気をつけよう」と思える内容ばかりで、

やはり、テコンドーが共通言語なのです。


そして、最後になりますが、

やっぱり国際連盟という傘の下にいて、

テコンドーという共通言語を使って仲間になると、

自然と笑いがでて、

笑いもまた万国共通なので、

言葉無しでも通じ合えるのです。


せっかく国際連盟に加盟している道場で修練しているのだから、

私は9歳の双子たちや、

その他の少年部の修練生たちにも

早くテコンドーを通じて世界と繋がり、

世界中に仲間を作ってほしいと願って止みません。



今回のセミナーで一緒だった皆さんからは、

どなたからも、「僕・私の街に来たら、絶対に道場に来てね!」

と、また、一緒に修練しましょうと誘われました。

わが三田道場にも、そんな皆さんをお迎えしたいと、私もお伝えして来ました。



2015年8月19日水曜日

「今日は師範がご機嫌だったね」「次がこわいわ〜」

「僕ってフレンドリーでしょう?」と、

自称フレンドリーな武道家、朴鐘司師範。


本当に素敵な笑顔で、

門下生はみんな、そんな師範が大好きです。


最近は親子入門が流行っているので、

門下生も一人ずつ、というよりは、

一家族ずつ増えて来て、


三田道場もにぎやかになって来たのですが、

夏の三田道場の風物詩、

「永久友好道場だと思っておつき合いさせて頂いています」

と、おっしゃってくださる世界総極真の米山道場が主催する、

極真空手のオープントーナメントへの少年部の参加が

いよいよ8月23日に迫って来ました!!!


そのお陰で、

一方では白帯の指導にあたりながら、

他方では他流試合と言う厳しい勝負に挑む少年部への、

厳しさの中に優しさがある指導が続いています。



もちろん、黒帯の指導員は「人間サンドバッグ」も兼ねていて、

テコンドーの試合では絶対に見舞われない(反則だから)

ローキックの雨を浴び、

膝蹴りの連打を浴び、

空手では反則となる顔面パンチを封じられる季節でもあります。

(それでも、反射的に出てしまうことが度々ですが。。。)



試合も近くなると師範も厳しくなるのが例年のパターンなんですが、

今日はとても師範が朗らかで、

帰りの車の中で試合に出る少年部の選手と、

「今日は師範、ご機嫌だったね」

と、話し合っていたのですが、

「ご機嫌だったね」

と、なぜか、

「次が怖いね」

がペアになっていました。。。(^^;



うちの師範の厳しさは全て、

「より強くなってもらうため」

「世界に通用する武道家としての心得を性根に叩き込むため」

なんですが、

少年部も既に修練歴3年になると、

しっかりとそれを理解していて、

次回に向けて腹をくくっておりました。

2015年8月13日木曜日

今、武道は親子でやるのがカッコいい






「親を畏れる感じが息子に全くない。

お父さん、お母さんを怖いと言っている(ご家庭が)うらやましい」

とは、うちのチビのお友達のお父様のお話。

件の息子さんは秀才だし、弁も立つ。そして、頑固。

お母さんと2時間、正座でにらめっこすることがあっても、

中々叱られてしょげる。。。ということはないらしい。

私から見ると、確かに同年代の子供たちを従えようとするきらいはあるものの、

先般、キャンプに送り出した時に、

「君も(うちの息子と同じように)ぎゅ〜したろ〜」と、

ハグしてやったら、抵抗もせずにギュ〜されていた、

まだまだかわいい、甘えたい盛りの小学生なんですが。。。

親子となると意地も張るのでしょうか?(^^;

そんな親子関係の是正にてきめんに効くのは、

一緒に武道をやることだと、私は思います。



私の友人も、今時の子どもは忙しいので、

働く両親と子どもが同じ屋根の下で暮らしていながら「疎遠」になり、

コミュニケーションが取りづらかったけど、

一緒にテコンドーをするようになってから、

目に見えて関係が良くなり、

一緒に大会に出ると、

お互いを応援し合いながら絆も深まると、

地元、シンガポールの新聞で「親子でハイキックで絆深まる」と、

親子揃ってメダルを取ったことを取材されたおりに言っています。


上述のカーネションさん(40代)には、

写真のラッセルくん(12歳)の他に、

9歳と6歳のお嬢さんが居て、

今では母と子3人が同門生として一緒に修練しています。

今ではカーネーションさんが黒帯2段、

ラッセル君はジュニア黒帯(1段)です。


ラッセル君は、

「テコンドーをやり出してから、

ママとの距離が縮まった」と、言っています。



最近、更にうちの道場には

我が家の他に最近は新たに3組の親子が入門しています。

子どもの年齢は4歳、6歳、7歳。


どのファミリーもママたちも揃って入門していて、

お陰さまで我が三田道場には私たちが切望していた20代の男女の成年部部員も増え、

活況を呈しています。


パパたちはそれぞれに水泳、空手、器械体操の経験者で、

元々スポーツや武道が好きな方ばかり。



我が家も親子でやっていますが、

私も子供たちのテコンドーでのあり方を見て、

息子がもの凄く心根の優しい子であること、

娘がもの凄い集中力と芯の強さを持っていることを、

改めて実感しました。



そして、子供たちに道場での礼儀・廉恥・忍耐・克己・百折不屈の修練をさせるうちに、

それが我が家では育児方針にもなっています。


私は、かなり厳しく子供たちを指導しているつもりですが、

子供たちはそれを「優しい」と言います。


どうやら子供たちはテコンドーを通じて、

本当の優しさには厳しさがつきものであることを

肌で感じて知っているようです。



そして、うちの子たちは道場で組手の練習でさんざん指導員である母親に殴る蹴るを

「もっとやってみろ!当ててみろ!もっと強く!」

と、言われているからでしょうか、

道場を一歩外に出ると、

どんなにヒステリックに怒っている時でも、

私に手を挙げるなんて、夢にも思わないようです。



他所の子が「ママのバカ〜!」と、

母親を叩いたりするのを目の当たりにすると、

衝撃を受けています。



また私は、特に子供たちが師範に叱られた後でしょげていると、

「別に、やりたくなかったらやらんでええよ。

ママはあんたたちのためにテコンドーやっているんとちゃうから。

ママはあんたたちが行かなくても、一人で行くよ〜」

と、言うのですが、子供たちは揃って、

「テコンドーは辞めたくない!もっと強くなりたい!」

「もっとテコンドー上手になりたいから辞めない!」

と、言い張ります。



我が家の場合は私が子供たちを妊娠する前からテコンドーをやって来て、

妊婦時代も帯が結べなくなるほどお腹が大きくなるまで練習していましたので

私は子供たちが生まれる前から黒帯ですが、

うちの師範の方針は「先ずは親を昇級・昇段させる。」


「テコンドーで子どもが親よりも秀でるなんてことはあってはならない!

子どもは全てにおいて、親を敬うべきである

と、いう理由からです。


親の方が先に生まれている以上、

子どもが親を超えるということは年齢ではありません。

力なら、いずれ親は衰え、子は栄えるので超えることがあるかもしれませんが、

「そうなった時には子は親の経験と叡智に敬意を払うべきだ」

というのが創始者の教えです。


だから、親子で武道をやると、

行き過ぎた甘えが募り、それが講じて歪むことを予防し、

また、常にお互いの本質が見える修練を重ねることで

コミュニケーションもスムーズにいきます。

今、武道は、親子でやるのがカッコいいんです。

2015年8月12日水曜日

圃隠 Po-Eun に思いを寄せる。。。

テコンドーにおける1の意味

テコンドーで帯は一重に巻きます。

その理由は3つあります:


  1. 一撃必殺
  2. 一つの目標に向かって一心不乱に突き進むべし
  3. 一人の師に忠誠を尽くすこと
特に三つ目が最近、よく話題になります。

師に師事していると口では言い、

結局は自分にしか従わない、

自分の中の様々な欲にのみ忠実な人が話題になるからです。


  • 権力欲
  • 名誉欲
  • 金銭欲
  • 自己顕示欲
欲ボケでボケボケの人がトップリーダーにいると、

下々の者が犠牲になり、泣くのは

天下統一の覇権を争っていた戦国時代と同じです。


このような争いは決して珍しいものではなく、

企業の役員会内で、

省庁の長官の座を掛けて、

果てはPTA内で迄、

欲ボケ、ボケボケ争いが繰り広げられます。


圃隠の丹心歌


圃隠はテコンドー11番目の型。

圃隠という号を名乗っていたのは

鄭 夢周(チョン・モンジュ、てい むしゅう、1337年~1392年)で、

高麗末期の儒学者です。



「高麗王朝最後の忠臣」とも言われ、

その忠誠心の強さゆえに善竹橋で、

自分が主賓だった宴の帰りに5人の暗殺者たちに撲殺されたと言われています。


今では北朝鮮領土内にある善竹橋ですが、

その石に残る茶色いシミは

雨が降ると赤く変わる鄭 夢周の血痕だと言い伝えられているそうです。



政権が変わろうとしているその時に、

時流を読み、

主を変えるように促された歌への返歌が丹心歌。

以下、Wikipediaより抜粋:


단심가(丹心歌)
이몸이 죽고 죽어 일백 번 고쳐 죽어 此身死了死了一百番更死了(차신사료사료일백번갱사료)
백골이 진토되어 넋이라도 있고 없고 白骨爲塵土魂魄有無也(백골위진토혼백유무야)
임 향한 일편 단심이야 가실 줄이 있으랴. 鄕主一片丹心寧有改理歟(향주일편단심유개리여)
Though I die and die again a hundred times,
That my bones turn to dust, whether my soul remains or not,
Ever loyal to my Lord, how can this red heart ever fade away?



    「 この体が死んでも、また死んでも、 

     百回繰り返し死んで、

          白骨が塵となり、 

     魂が無くなっても、 

     主に対する忠誠心は変わらぬ。

         この赤心が消えてなくなることなどあろうか。」 

###

なぜか私は「赤心歌」だと思っていました。

丹心とは赤心のことだと、

どこかの英文で読んだからだと思います。



36動作の動作数の意味は調べてもわからなかったのですが、

横一文字の動作線上を、

左右対称にまっすぐ動く型。


2015年8月10日月曜日

ITF 国際指導員セミナー @シンガポール


国際テコンドー連盟の副総裁兼事務総長、

イギリスのトレバー・ニコルズ師聖(9段)

私生活では5人のお子さんと5人のお孫さんがいらっしゃる「おじいちゃん」。

テコンドー歴40年の、自称「テコンドー大好き人間」。



また、

「『師聖』とは死んだ後のマスターに贈るべき称号。

私はこの通り、まだ生きているから、

7段以上の『マスター』だけで呼んでほしい」と、

始終笑顔で、気さくなお話しぶりでした。



連日9:00〜15:00まで、昼食休憩無しで行われた国際指導員セミナーは今回で93回目です。

ITFのルールで、

この国際指導員セミナーを実施できるのはチェ・ジュンファ総裁と

ニコルズ副総裁のお二人だけです。

そして、ITF認定師範になるには、

原則としてこの国際指導員セミナーを1度は受講したという受講証が必要、

というのが決まりだそうです。



今回は主催者のITFシンガポールの有級者や有段者の他に

  • インド、
  • 香港、
  • オーストラリア、
  • ニュージーランド、
  • マレーシア、
  • そして日本からの有段者が集い、

切磋琢磨しました。


総勢50名ほどです。


副総裁の他に7段の師賢が3名いらっしゃいました:

  • シンガポール連盟理事長  マスター ダニエル・スン
  • 香港聯合 理事長  マスター デビッド・ラウ
  • 西オーストラリア道場長  マスター アラン・スチュアート


その他には地元シンガポールからは8級(黄色帯)を始め、

色帯の修練生も参加していましたが、

1段から6段までの黒帯が多数揃い、

中々の壮観でした。





バッチリ基礎をやった初日


総裁直伝の指導法は今までの私がやってきた修練法の真逆でした!

すなわち、正しい形をまず学ぶのではなく、

最大限の力を発揮することをまず、優先的にやり、

その後、形を修正する、というもの。



形を整える時も、

1発目は形が綺麗な蹴りをやり、

2発目は思い切り蹴る!

これを5セットずつ交代交代でやります。



裏拳、

パンダルチャギ、

スジチャギ、

後ろ蹴り。。。

普段あまり力いっぱいやらないことをやったものですから、

裏拳は内出血するわ、

鼠蹊部や腰が筋肉痛になる人続出でした。




ガッツリ型をやった二日目



二日目は移動稽古で型に出てくる動作をいくつか練習した後、

3段以上、

1,2段、

色帯

の三つのグループに分かれて順番に型をやりました。



色帯の型は1,2段のグループの人間が改善点のアドバイスをし、

1,2段の型は3段以上の人間が改善点のアドバイスをし、

3段以上の型は師賢がアドバイスをする、

という流れで、

始終緊張感がみなぎっていました。



朴師範も仰いますが、

結局指摘されるのは「基本のき」なんです。



立ち方、

向きかた、

そして、1970年代にやっていたけど、一時は廃止され、再び採用された「かけ声」。


空手の型のビデオを見ていると、

空手では型の途中で声を出す箇所があるようですが、

テコンドーでもそれが復活した、ということです。



もちろん、これを競技で怠ると減点対象になります。



型が下手だと帯が泣く


二日間、

思い切り蹴ったり、突いたり、撃ったりしましたが、

結局のところ尊敬されるのは型がうまい人!




「あの人はミット蹴りは凄いパワーだけど、

型が下手」とか、

「2010年の世界大会では世宗で金メダル獲ったんだぜ」

と、豪語していたのに

2015年のセミナーで世宗を間違えた先輩とかは、

誰も何も言いませんが、やはりさむ~い空気になりますね。

(言わなきゃよかったのに!)