「親を畏れる感じが息子に全くない。
お父さん、お母さんを怖いと言っている(ご家庭が)うらやましい」
とは、うちのチビのお友達のお父様のお話。
件の息子さんは秀才だし、弁も立つ。そして、頑固。
お母さんと2時間、正座でにらめっこすることがあっても、
中々叱られてしょげる。。。ということはないらしい。
私から見ると、確かに同年代の子供たちを従えようとするきらいはあるものの、
先般、キャンプに送り出した時に、
「君も(うちの息子と同じように)ぎゅ〜したろ〜」と、
ハグしてやったら、抵抗もせずにギュ〜されていた、
まだまだかわいい、甘えたい盛りの小学生なんですが。。。
親子となると意地も張るのでしょうか?(^^;
そんな親子関係の是正にてきめんに効くのは、
一緒に武道をやることだと、私は思います。
私の友人も、今時の子どもは忙しいので、
働く両親と子どもが同じ屋根の下で暮らしていながら「疎遠」になり、
コミュニケーションが取りづらかったけど、
一緒にテコンドーをするようになってから、
目に見えて関係が良くなり、
一緒に大会に出ると、
お互いを応援し合いながら絆も深まると、
地元、シンガポールの新聞で「親子でハイキックで絆深まる」と、
親子揃ってメダルを取ったことを取材されたおりに言っています。
上述のカーネションさん(40代)には、
写真のラッセルくん(12歳)の他に、
9歳と6歳のお嬢さんが居て、
今では母と子3人が同門生として一緒に修練しています。
今ではカーネーションさんが黒帯2段、
ラッセル君はジュニア黒帯(1段)です。
ラッセル君は、
「テコンドーをやり出してから、
ママとの距離が縮まった」と、言っています。
最近、更にうちの道場には
我が家の他に最近は新たに3組の親子が入門しています。
子どもの年齢は4歳、6歳、7歳。
どのファミリーもママたちも揃って入門していて、
お陰さまで我が三田道場には私たちが切望していた20代の男女の成年部部員も増え、
活況を呈しています。
パパたちはそれぞれに水泳、空手、器械体操の経験者で、
元々スポーツや武道が好きな方ばかり。
我が家も親子でやっていますが、
私も子供たちのテコンドーでのあり方を見て、
息子がもの凄く心根の優しい子であること、
娘がもの凄い集中力と芯の強さを持っていることを、
改めて実感しました。
そして、子供たちに道場での礼儀・廉恥・忍耐・克己・百折不屈の修練をさせるうちに、
それが我が家では育児方針にもなっています。
私は、かなり厳しく子供たちを指導しているつもりですが、
子供たちはそれを「優しい」と言います。
どうやら子供たちはテコンドーを通じて、
本当の優しさには厳しさがつきものであることを
肌で感じて知っているようです。
そして、うちの子たちは道場で組手の練習でさんざん指導員である母親に殴る蹴るを
「もっとやってみろ!当ててみろ!もっと強く!」
と、言われているからでしょうか、
道場を一歩外に出ると、
どんなにヒステリックに怒っている時でも、
私に手を挙げるなんて、夢にも思わないようです。
他所の子が「ママのバカ〜!」と、
母親を叩いたりするのを目の当たりにすると、
衝撃を受けています。
また私は、特に子供たちが師範に叱られた後でしょげていると、
「別に、やりたくなかったらやらんでええよ。
ママはあんたたちのためにテコンドーやっているんとちゃうから。
ママはあんたたちが行かなくても、一人で行くよ〜」
と、言うのですが、子供たちは揃って、
「テコンドーは辞めたくない!もっと強くなりたい!」
「もっとテコンドー上手になりたいから辞めない!」
と、言い張ります。
我が家の場合は私が子供たちを妊娠する前からテコンドーをやって来て、
妊婦時代も帯が結べなくなるほどお腹が大きくなるまで練習していましたので
私は子供たちが生まれる前から黒帯ですが、
うちの師範の方針は「先ずは親を昇級・昇段させる。」
「テコンドーで子どもが親よりも秀でるなんてことはあってはならない!
子どもは全てにおいて、親を敬うべきである」
と、いう理由からです。
親の方が先に生まれている以上、
子どもが親を超えるということは年齢ではありません。
力なら、いずれ親は衰え、子は栄えるので超えることがあるかもしれませんが、
「そうなった時には子は親の経験と叡智に敬意を払うべきだ」
というのが創始者の教えです。
だから、親子で武道をやると、
行き過ぎた甘えが募り、それが講じて歪むことを予防し、
また、常にお互いの本質が見える修練を重ねることで
コミュニケーションもスムーズにいきます。
今、武道は、親子でやるのがカッコいいんです。




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