「黒帯は、色帯に少々蹴られても、痛がったりせえへん。
出来る訳が無い!」
とは、朴師範がよくおっしゃることの一つ。
少年部の「子ども以上、大人未満」の選手にも、
「40過ぎのおっさんやおばはんに、
そこら辺歩いていてやられるか?
もっともっとぶつかって行ってもええ!」
と、発破をかけます。
(うちの道場にいる師範以下、40代の有段者みたいなおっさんおばはんばっかりが
そこら辺歩いている訳ではないと思いますが、と、この際突っ込むのは止めます。)
しかし、その一方である時は、
「悪いけどこいつらダテに黒帯締めてるんちゃうで。
そう簡単には勝たせてくれへんぞ。
だから叶わないからと言って落ち込むな!」
ともおっしゃる。
確かに黒帯は、
相手が空手で奨学金をもらったほどの実力者で、
テコンドーでこそ黄色帯だけど。。。というような強者だろうが、
テコンドーで勝負する以上はみっともない闘い方が出来ません。
それは帯に対する自負を支える意地であり、
時には全くの見栄でもあるけど、
極端な言い方をすれば「命がけ」の見栄でもあります。
もちろん、いくら黒帯であっても、
急所に膝蹴りが思い切り入れば意思とは関係なく体が二つに折れ、
苦しくなります。
体重が乗ったパンチを食らって、
脳しんとうを起こすこともあります。
それでも、帯に恥じないような意地を見せます。
他流試合のためのトレーニングをする同門生の練習につき合うと、
テコンドーでは競技ルール違反のローキックをしこたま食らって、
帰宅時には歩行困難になっていることがよくあります。
でも、なぜか練習中は
アドレナリンと意地(見栄?)で、
その脚でも闘い続けます。
そして、それは習うのではなく、倣うのです。
師範や先輩の背中を見て、
そうやって振る舞うべきものなのだと知り、
自分達も黒帯を締める頃にはそれが出来るようになるのです。
そういうのが道場のDNAなんでしょうね。
痛いもんは痛いですけどね。
「40過ぎの」というよりは「50目前の」おばはんは、
「ふつ〜のおばはんの『膝痛い』は
膝を防御に使って打ち身になったからじゃないよね」
などとつぶやきながら
脚を引きずりながら爆睡した子どもを担ぐのでした。
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